川崎パーソナルジムが語る なぜ身体が柔らかい方がいいのか
こんにちは!
川崎パーソナルジム、キングジムトレーナーの庭野です。
巷では身体が柔らかい方が、しなやかな動きができ、また怪我を予防することができるので良いといわれます。
それは何故なのか説明をしたいと思います。
身体の柔らかさは、柔軟性とも呼ばれ、厚生労働省の情報提供サイトでは柔軟性は「体力の一要素であり、筋肉と腱が伸びる能力のこと。動きのしなやかさだけでなく、傷害の予防などにも関係する。」と説明をされています。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/keywords/flexibility
ここで疑問に思うのが、どれくらいの関節可動域が取れれば身体が柔らかい、または硬いと評価されるかであると思われます。
各関節ごとに可動域があり、その上限に行くと柔らかく、上限まで可動しなければ硬いといえます。
例として、
- 膝の屈曲:0-125°
- 足首の底屈:0-50°
- 背屈:0-20°
- 肘の屈曲:0-160°
- 手首の屈曲:0-90°
- 伸展:0-70°
etc…
参考までに、下記に日本リハビリテーション医学会の関節可動域表示ならびに測定法のURLを添付させていただきます。
https://www.jarm.or.jp/member/kadou03.html
身体が硬いことで、
- 疲れやすくなる。
筋肉が硬くなると、血液などの循環が悪くなります。
血行不良になると酸素や栄養が全身に行き届かず、さらに疲労物質や不要な水分などの老廃物が排泄されにくくなり、体内に貯留してしまいます。
また狭い関節可動域で日常動作を行うことで、同じ部位に負担をかけてしまい疲労を感じやすくなります。
- 怪我をしやすくなる。
筋肉が硬くなると、運動動作を行った際に肉離れや腱損傷などの怪我が多くなります。
また関節が硬いと、その狭い関節可動域内での動作に限られてしまうことから、それによって捻挫や転倒などの怪我も多くなります。
- 姿勢が悪くなる。
狭い関節可動域内で腰や背中が丸まりやすくなり、関節の変形が起こります。
他にも身体が硬いことによる関節の変形は、股関節や膝にも起こります。
- 痛みが出やすい
筋肉や関節が硬いと、肩こりや腰痛や膝痛の原因になりやすいです。
関節の可動域が狭いために関節への負担が増し痛みを誘発するからです。
- 他の部位に負担がかかる
身体に硬いところがあると、そこをカバーするために隣接する関節や、隣接する筋肉に負担がかかってきます。
その結果、必要以上に負担をかけてしまった部位の痛みや変形の原因となります。
以上のことが起こる可能性があることから、適正な柔軟性が求められます。
反対に、関節弛緩性というものがあり、これは先天性あるいは後天性に異常な弛緩と可動性を示す関節のことをいいます。
先天性とは、持って生まれた体質のことで、特に女性は不安定性が高い傾向にあると言われています。
後天性とは、捻挫・脱臼・靱帯損傷などにより関節への外傷よって関節の不安定性を生じたものとされます。
関節弛緩性は膝や関節の靭帯のけがをおこしやすい、肩や膝のさらの骨 (膝蓋骨)が脱臼し やすい。
また、 皆と同じ量、 同じ強さの練習を行った場合、他の人より関節を痛 めやすいというデメリットもあります。
適正な柔軟性で、怪我なく効果的なトレーニングをしましょう!
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