ダイエットと筋肉量の関係|リバウンドしないためのポイント
「体重は落ちたのに、また戻ってしまう」。その多くは筋肉量の低下が原因です。筋肉は安静時でもエネルギーを消費する“代謝エンジン”。食事制限だけで急に体重を落とすと、脂肪と一緒に筋肉も減り、基礎代謝が下がって“太りやすい体”に転びます。数字(体重)だけに一喜一憂せず、筋肉量と体脂肪率を同時に見ることが、リバウンドしないダイエットの第一歩です。
なぜ筋肉がカギなのか
筋肉は姿勢を保ち関節を守るだけでなく、糖を一時的に貯める“グリコーゲンの倉庫”でもあります。特に下半身(大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋)は全身代謝への寄与が大きく、ここが落ちると消費が一気に鈍化。逆に筋量が数%増えるだけで日常の消費が底上げされ、同じ生活でも痩せやすくなります。
リバウンドを防ぐトレーニング設計
- 週2〜3回の全身筋トレ:スクワット/ヒップヒンジ(デッド系)/プッシュ(腕立て・ベンチ)/プル(ロー)/体幹(プランク)。
各種目8〜12回で限界の重量×2〜3セット、休憩60〜90秒。 - 主観的強度(RPE)7〜9を目安に、最後の2〜3回が“効く”重さで。
- “パンプ重視”よりフォーム精度→可動域→負荷の順に最適化。
たんぱく質と栄養タイミング
- 目安:体重×1.2〜1.6g/日 を朝昼夕に分散(例:60kg→72〜96g/日)。
- 1食あたり20〜30gを目安に、鶏むね・卵・魚・大豆・乳製品・プロテインを組み合わせる。
- トレ後30分以内は、たんぱく質+少量の炭水化物(回復と筋合成を後押し)。
有酸素は“順番”が肝心
筋トレ→有酸素の順がベター。筋トレで“燃える体”を作り、仕上げに20〜30分の低〜中強度有酸素で脂肪燃焼を促進。長時間の有酸素だけに偏ると筋分解を招きやすいので注意。
週間プラン例(忙しい社会人向け)
- 月:全身筋トレ50分+バイク20分
- 水:速歩40分(通勤の一駅歩きでも可)
- 金:全身筋トレ50分+ジョグ20分
- 土:家事+買い物でNEAT稼ぎ(8,000〜10,000歩)
※睡眠7時間・アルコール控えめ、たんぱく質を毎食に配分。
よくある誤解
- 誤)体重が落ちれば正解 → 正は「体脂肪を落とし、筋肉を守る」。
- 誤)有酸素だけでOK → 有酸素は“当日の燃焼”、筋トレが“代謝の底上げ”。
まとめ
“体重を落とす”から“燃える体を作る”へ発想転換を。筋肉を守り増やす設計こそ、リバウンドを例外にする近道です。川崎駅近のKING GYMでは、筋トレ×栄養×生活設計を個別最適化。忙しい社会人でも続けられるプログラムで、代謝を味方にしましょう。








