阿部良二のパーソナルトレーナーズ・ベース　姿勢反射について

皆さんこんにちは！キングジムパーソナルトレーナーの庭野です！

今回は阿部　良仁先生が企画・構成に携わった「パーソナルトレーナーズバイブル」より、姿勢反射について抜粋して解説いたします！

姿勢反射とは、身体がバランスを保ち、安定した姿勢を維持するために、無意識に行われる自動的な反応や動作のことを指します。

この反射は、脳や脊髄からの神経信号を通じて筋肉や関節に伝えられ、身体が正しい姿勢を維持できるように調整されます。

姿勢反射には３つあります。

• 対称性緊張性頚反射（STNR：Symmetrical Tonic Neck Reflex）

頭を前屈させると、上肢が曲がり、下肢が伸びる。頭を後屈させると、上肢が伸び、下肢が曲がるといった反射です。

• 非対称性緊張性頚反射（ATNR：Asymmetrical Tonic Neck Reflex）

頭を一方向に回転させると、顔側の手足が伸び、反対側の手足が曲がる反射です。

• 緊張性迷路反射（TLR：Tonic Labyrinthine Reflex）

前屈姿勢の反応（前方TLR）: 頭が前に傾くと、全身が屈曲（体が丸まる）します。このとき、腕と脚が体に引き寄せられ、筋肉が緊張します。

後屈姿勢の反応（後方TLR）: 頭が後ろに傾くと、全身が伸展（体が反る）します。腕や脚が伸び、全身が後方に反り返るように動きます。

この反射の例として、逆上がりで顎を上げるとうまくできないのは、上肢が伸び、下肢が曲がるといった反射が起こる事で、身体を鉄棒に引き付けらず、また、下肢が曲がりやすくなるので脚の蹴りをうまく使うことができないからです。

こういった上手く力を発揮できないことはトレーニングでも多々見受けられます。

思うように身体が発達しない。トレーニングが合っているかどうかわからない。という方は

一度、パーソナルトレーニングを受けてみて客観的に評価してもらうことも良いと思われます。

ダイエットも良いですが、今一度ご自身の身体を見直し、整えてみてはいかがでしょうか？

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